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"ちょっかいださないで!"を英語でなんという? [idiom]

Don't mess with me!



海外ドラマなどではよく出てくる表現ですが、中学校や高校ではおそらく教わってないフレーズかと思います。


mess という単語は"汚い"とか"散らかっている"、乱雑な状態のイメージです。

eliminate_the_paper_mess.jpg



このイメージをまず頭にいれて頂いて、messを含んだ Idiom(慣用語), slang(俗語) のニュアンスを解説していけたらと思います。


まずは、 mess up という熟語からです。








この mess up は僕が最初にアメリカにきたころ何度も耳にしたフレーズです。


ホームステイ先の5歳の小さい女の子Tailor(テイラー)がいっつも部屋をおもちゃで散らかしてしまって、お母さんにいつも言われてたフレーズです。


Don't mess up your room, Tailor!!


前置詞 up には以前も少し触れましたが、finish up に含まれるような "仕上げる"といった感じのニュアンス、give up(諦める)に含まれる"終わらせる"的な意味があります。


mess up で "散らかしあげる" といった感じで覚えやすいかと思います。


若者の場合、"That's messed up."をslang で"まじそれはひどいな" と(失敗した)(大変だった) 、(最悪だった)的なニュアンスで使う事もあります。なんとなくの意味はわかりますね。


英語では、このmess up のように動詞に前置詞がくっついてPhrasal verb(群動詞)となることで動詞のイメージの幅が広がります。mess に付ける前置詞によって一気に言葉の幅が増えるのを実感して頂くためにいくつかのフレーズをここで紹介します。


mess around


これでどういう意味になるのかちょっとイメージで推測してみて下さい。mess は先ほど紹介したように散らかす、乱雑にするイメージですね。around は"周り", "廻る"的なイメージですね。



ということで、子供が"ふざけ回っている"感じのイメージができればばっちりです。


文脈によっていろいろと意味が変わったりもしますが、mess around には、"無駄な時間をだらだら過ごす" とか"恋人といちゃいちゃする"という意味になったりもします。"浮気する"といった場合でも使われたりします。これらのこと全部トータルしてざっくり言えば幼稚にふざけ回ることですね。笑


Stop messing around in public. (公共の場でイチャイチャしてんじゃねーよ)

と、きもちわりーバカップルを見たらいってやって下さい。笑 


mess に前置詞around をつけるだけでこの単語の使える幅が広がりましたね。



要はしっかりとした単語messの核のイメージがあれば、あとにつく前置詞のイメージと合わせて、文脈からなんとなくどういう意味で使われるかがわかるはずです。イメージとニュアンスで覚えることで応用の幅がぐんとあがるということです。



最後にもうひとつ、タイトルに出ているDon't mess with meを使えるようになりましょう。


さっきいったように mess は散らかす、乱雑にするといった意味で、with me で(私を使って)、(私で)という意味になるのでそれを合わせると…私を使って散らかす?私で乱雑にする?私を使ってふざける? んーまだイメージしづらいですね。


ちょっと補足ですが、with + 道具で (その道具を使って、その道具で) となるようにwith 〜  で英語に慣れてない方は直訳で"〜と一緒"という感じで覚えちゃってる人が多いかもしれませんがそういう意味よりかは(〜で)という感じです。Where are you going with this car? で(この車でどこいくの?)となります。ちょいと話がそれましたが


Don't mess with me. 私で遊ばないでといった感じのニュアンスから、"ちょっかいださないで"とか"からかわないで"となります。"私に関わらないで""私に干渉しないで"といった感じにもなります。


こういった意味だけで全て覚えるのは大変ですがしっかりとした単語と前置詞のイメージをつかんでいればこんな直訳で全部の和訳をおぼえる必要は一切ないはずです。



don__t_mess_with_me_by_vegeta_sensei-d5clop0.jpg



この意味もわかりましたよね。いちいち日本語に訳す必要ないかと思います。イメージとニュアンスを掴んで英語は英語で理解します!



mess around も mess with 人 もネイティブがよく使うフレーズですが、こういった俗語のニュアンスというのは勉強して覚えたわけじゃなくて、実際の会話の中から感覚で覚えていったものです。英語学習自体も本来は勉強するという感覚から、実践で体で覚えていくものだと個人的には思います。いくら理論、理屈がわかっていても実践で経験を積んでいなければ話せるようにはなりません。


はじめから、クロールや平泳ぎを教科書で理解してから始めるひとはあまりいないですよね。実際に自分で飛び込んでみて体を動かして感覚をつかんでいくと思います。サッカーでインサイドキックやインステップキックを本で覚えてから始める人はいませんよね。中にはいるかもしれませんが。笑


勉強して、頭の中にインプットしてわかった気になってもそれを実際にどこかで使うことでアウトプットしなければ体には一切染み付いていきません。


人それぞれ記憶力にあんまり差はないと思います。老若男女も関係ありません。世界一を競うわけじゃなくて、ただ喋れるようになるだけです。母国語はだれでもペラペラですよね。実践の数、量が確実に実力となります。誰でも継続さえしてれば確実にできるようになります。


インプット(理解して覚える)したらアウトプット(実践)することが学習の鍵です。下らないblog かもしれませんが、そのどちらかの時間を1秒でも多くもってもらえる気になってくれたら嬉しいです。



最後に一つ, 聖書のアダムとイブの話をコメディーにしたあり得ないくらい下品なアニメを見つけたので見て下さい。タイトルはmessed-up bible story でヒドい聖書の話です。アメリカのアニメはシンプソンなどもそうですが、日本と違って風刺がききすぎというか、世間のことなどおかまいなしで好き勝手思いっきりやっちゃいますね。ある意味新鮮です。笑





下品にもほどがありますね、さすがアメリカの一言。文化の違いは楽しんで頂けるかと思います。笑



それでは!!






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