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"絶対音感" を英語で? [Phrase]

日本では、佐村河内氏のゴーストライターの話題でもちきりらしいですね。

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話題にあやかるのは正直嫌いですが、実はアメリカでもニュースや新聞に日本のベートーベンということで取り上げてられていたのでちょっとばかり紹介していきます。

CNN のWebsite にも"Uproar as 'Japanese Beethoven' Mamoru Samuragochi exposed as a fraud"というタイトルで2/7付けで記事がでていたのでリンクを貼っておきます。


Uproarというのは"大騒ぎ"という意味です。日本のベートーベン、詐欺暴露で大騒ぎといった感じですね。記事に使われている言葉は割りと難しめな単語も多いかとは思いますが、わかりそうな簡単なところだけでもちょっとずつ見てみていきましょう。

記事の中にさらっと佐村河内氏が頼りにしていたと言っていた"絶対音感"について触れられています。真ん中らへんです。ちょっとこれかなとおもうところを探してみて下さい。
ありましたか?


9個目のパラグラフに"He claimed to rely on his perfect pitch to compose after losing his hearing,"


の部分で述べられています。(彼は聴力を失ってから、自分の絶対音感に頼って作曲しいていると主張していた)


pitch というのは野球のピッチャーでご存知のように"投げる"という動詞の意味が主ですが、"音の高さ、調子"という意味もあります。


絶対音感とはPerfect Pitch とかAbsolute Pitchというらしいです。正直僕も知りませんでした。違う自分の言葉を使って説明ができれば問題ありません。


例えば、もし日本人でもこの言葉自体知らなかったら(知らない人はいないと思いますが笑)ただ説明するしかないですよね、"楽譜を見ずに何の音をだしているかわかること"とかなんとか説明できますね。そんな感じです。


ゴーストライターであった新垣氏の言葉の引用で

"I've never felt he was deaf ever since we met. We carry on normal conversations."

というのが、左に大きめで強調した文字でありますが、この意味はわかったでしょうか。すごくシンプルな文章です。ただ単語で知らなかったらキツいのは、deafという単語で"耳が不自由"というのくらいです。

I've never felt (感じたことがない)he was deaf(彼は耳が不自由だったと)ever since we met.(会ったときから一度も)We carry on (私たちはそのまま続けます) normal conversations.(普通の会話を)

こんな感じで意味は全然わかります。


以前も説明したと思いますが、一瞬で判断できる単語同士のまとまりがフレーズとなってフレーズ同士がまとまって一つの文章となるわけで、さらにレベルがあがればこの文章の意味を一瞬で判断することができ、リスニングにしてもすべての音が聞こえてくるわけです。なので、英語というのは単語ではなく、まずはその一段階上のフレーズとして訓練していって処理していくことが鍵です。なんで単語で覚えてくことは完全にとはいいませんがあまり効果的ではありません。


少し話は変わりますが、アメリカでは今回のこのゴーストライター問題が取り上げられる際、これに似た事件をちょい昔(1990年)に起こしたとあるアーティストが紹介されてました。


Milli Vanilli (ミリ・ヴァニリ)という二人組のユニットで、当時としては革新的なダンスにラップを取り入れてR&BとPOPをミックスした感じが新しかったみたいです。時代的にはMC HammerとかBobby Brown が全盛期の頃です。となるとEXILEのリーダーであるZOOのメンバーだったHIROさんはもろに影響を受けてる時代ですね。笑 西ドイツ出身とフランス出身の国際的ユニットが話題になって、一気にスターダムにのしあがったようです。確かに今見ても格好良いので見てみて下さい。1990年とは思えないですね。





1990年にグラミー賞をとりましたが、天狗になっていたのもありプロデューサーと揉めて、口パクで歌っている歌手が別にいることを暴露されてそれがきっかけにグラミー賞は剥奪されたみたいです。笑
その後は芸能界からは実質上ぼぼ追放といったかたちでいなくなり今では世界最強の一発屋となっています。ちなみにこのとき最優秀新人賞にノミネートされていたアーティストの中に今ではR&B界の大物BABY FACEがいました。なかなかスケールのでかい話ですね。海外の『あの人は今どこに?』みたいな番組にもでてたみたいです。Where are they Now?って番組なのでMIlli Vanilli で検索してみて下さい。片方のロブ・ピラトゥスは復帰するかという目前のところの1998年にオーバードーズで亡くなってしまっています。映画化もいっときは話にはでてきてはいても実現化できていないようです。


そのMilli Vanilliのグラミー賞剥奪された後がまた面白いのですが、裏方で歌っていた人たちが 1991年にThe Real Milli Vanilliで曲をだしてヨーロッパではかなり成功したみたいです。





ちなみに左後ろでキーボードを引いてる背の高いおっさんと左にいるギター型キーボードみたいんを引いてサングラスかけているおっさんが実際に歌っていたひとです。華があまりないとプロデューサーが判断したらしく、他のルックスが抜群にいいロブ・ピラトゥスとファブリス・モーヴァンをパフォーマーとしてデビューさせたらしいです。




今回、ゴーストライターを続けていた新垣氏は自分も共犯といっていたみたいですが、個人的にはその後も音楽活動をするらしいので、Japanese Beethovenに次いでJapanese Real Milli Vanilli のといわれちゃうくらい成功して欲しいです。


今回の事件、僕にいたっては佐村河内という名前すら全く知らなかったです。というかほんとんどのひとはそうなんじゃないでしょうか。悪いことをしたのはもちろん報道されるべきですが、全く知らなかった人たちが過度にこの話題に振り回されるのもちょっとばかばかしいような気がします。冷めすぎた分析でこれをきっかけに傷ついてしまった方たちを不快にさせてしまったら申し訳ありません。



フィギュアスケートの高橋さんは、つらい事実かとは思いますが逆にこれがきっかけで観客を味方につけて金メダルの可能性も上がるんじゃないでしょうか。力強い実力を持った選手なのでこれをバネに金メダルとって欲しいです。



ちょっと今回は話がいろんなとこにいってしまいましたが、今回の事件をきっかけにアメリカにいたMilli Vanilliという世界的一発屋の残した歴史を少しでも楽しんでいただけてたら嬉しいです。LAは今日も抜群に晴れています。東京は雪が積もってきてるみたいですので怪我しないように気をつけて下さい!


それでは!!


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